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台湾茶品評会の始まりは日本統治時代にさかのぼりますが、現在のように上位入賞茶が高値で取引されるようになったのは、台湾がバブル経済に突入した1980年頃からです。最近では巧妙なニセモノまで市場に出回るようになった優良茶比賽について、簡単にまとめました。
優良茶比賽
さまざまな等級名があります。大まかには以下の通りです。
なお、等級名は地区・季節・年度により異なる場合があります。
1、特等茶
2、頭等茶
3、貳等茶
4、參等茶
5、優良茶(または優等茶)
6、淘汰
頭等茶の中で、さらに以下のようなランク付けを行う比賽もあります。
頭等一(頭等茶の1位)
頭等二(頭等茶の2位)
頭等三(頭等茶の3位)など
優良茶をさらに以下のように分類する比賽もあります。
優良三、優良二、優良一(桃園農會、蘆竹農會など)
五梅、四梅、三梅、二梅(凍頂合作社、鹿谷郷農會など)
優良三龍、優良二龍、優良一龍(龍潭郷公所など)
優良三朶花、優良二朶花、優良一朶花
金鶴、銀鶴、優良...<瑞穗農會>
金牌、銀牌、銅牌...<番路郷茶葉産銷班>
のように、独自の級名をつける主催団体もあります。
入賞者数は参加者数に応じて、次のように配分します。
特等 1名
頭等 約2〜3%
貳等 約10%
參等 約15〜18%
ここまでで全体の約30%、それ以下は優良もしくは淘汰となります。
主催団体の名前が入ったシール付き包装をしてもらえるのは5の優良級までです。
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台北縣三峡鎮農会の碧螺春
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封印シール |
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最下位入賞
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150g入の2缶セット
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公的な茶葉の分級方法として、優良茶比賽の他に分級包装と製茶賽があります。
分級包装
一定の基準に従って等級分けされ、包装されます。
A・B・C級(上安産銷班など)
5梅・4梅・3梅・2梅級(新山産銷班など)
梅、蘭、竹級(鹿谷郷農會など)
製茶賽
製茶技術を競うもので、参加者全員が同じ茶葉を用いて、制限時間内に作品を提出する形式です。
冠軍、亞軍...や第一名、第二名...など、分かりやすい名前がつけられています。
コンテスト茶のように見えるが実はそうでないものとして、以下に2例を挙げます。
1.本物そっくりな箱・シール
外箱から封籤まで全てが本物そっくりに作られたつくられた物、つまりニセモノです。台湾では偽装茶摘発のニュースにはすっかり耳慣れした感すらあります。東京でも、都内にコシヒカリとして流通している米の約半数が他品種であることが、2002年に行われた都のDNA鑑定で明らかになりました。実際そこまで多く出回っているとは思えませんが、多かれ少なかれ市場にまぎれこんでいることは事実です。
2.コンテスト茶風の茶缶
高級感漂う外箱が使われます。主催者名は「○○○<地名>評鑑協會」などもっともらしい名前が多く、ふたと底部には信用力のありそうな封籤で止めてあり、「極品」「台湾之最」「頭等」などと記されています。シリアル番号まで打ってある物もあり、比賽茶と騙されて買ってしまう人が多いようです。もちろん、実際には経費のかかる品評会なんて行われていません。包装場と呼ばれる場所に茶葉を持ち込んで、「これは優等賞、これは頭等賞にしてくれ」と指図するだけです。着香・着色した粗悪品や他産地の茶葉が包まれてることもあり、注意が必要です。贈り物としては喜ばれるかもしれませんが、コンテスト茶ではない事だけは頭に入れておきましょう。
通し番号 偽物は許さん!
農會、公所、茶商公會、合作社、産銷班などはいずれも公の団体です。お茶の知識をしっかり持った人がなじみの茶荘で買う分には、まず騙されることはありません。ただ、コンテスト茶は等級に応じて一定の品質は保証されていますが、コンテスト経費(=マーケティング費用)が大幅に上乗せされた価格設定となるため、おすすめしません。
ごく一部のコンテスト茶を除き、現地では簡単に入手できます。購入に際しては主催者名・通し番号を確認し、300gまたは600gの箱ごと買いましょう。それから、主催団体によって同等級名の品質差・価格差が非常に大きいです。一口にコンテスト茶といってもさまざまな団体・等級がありますから、コンテスト受賞茶=高級茶とくいつくのは危険すぎます。
コンテスト茶が絶対的に美味しいと信じてやまない方は、お手持ちの上位入賞茶と当店の台湾茶を比較してみてください。当店は全商品、それ以上の品質を保証します。
2006/6/13 追記
優勝茶のオークションは、近年では1斤(600g)で1000万円近い値がつくこともあります。というのも、大企業がマスコミに取り上げられたいが為に、わざと価格をつり上げているのです。悲しい話ですが、かなりの宣伝効果があるそうです。店主ブログ内のニュース(2006/6/9)もご覧ください。
*関連リンク
包装場を訪ねて http://www.taiwancha.net/baozhuang.html
茶農VS茶商 http://www.taiwancha.net/chanong.html
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